コーディネーターの技術の一つであるトータルコーディネーション

トータルコーディネーションの考え方

インテリアコーディネーターの技術に関する知識を見てみると「トータルコーディネーション」がある。

トータルコーディネーションの考え方

素材やコーディネートの知識を備えていることが第一で、その上で、プランニングを行う際に注意しなければならないのが「全体の統一感」だ。この全体の統一感を考えておかないと、単品では良いものであっても、他のものとの組み合わせによってはてんで駄目になってしまうことがあるのだ。

全体を統一するためのテーマ

トータルコーディネーションには、第一のポイントとして、そのインテリアプランの全体を統一するための「テーマ」があるということ。

インテリアのテーマには「高齢者の部屋」だったり、「健康に配慮した空間」や、「フロアライフのリビング」などといった顧客の要望を反映するためのテーマがある。そのテーマに「モダン」、「カジュアル」、「エレガント」などといった顧客のテイストを反映するインテリアスタイルのテーマが付け足されていく。

その設定されたテーマに沿って全体の形、色のバランスなどを十分に考えた上で、インテリアエレメントを決定して配置する、それがトータルコーディネーションの基本なのだ。

インテリアコーディネーターのトータルコーディネーション

1.インテリアをまとめるテーマ

  • ニーズを反映するテーマ
  • テイストを反映するテーマ

2.テーマに基づいたエレメントが選択、配置、調和する

  • スタイルの調和
    エレメントはスタイルが統一されているか
  • 色彩の調和
    色のバランスや使い方に調和がとれているか
  • 使い勝手の調和
    配置は使い勝手が悪くないものか、導線の交錯や寸法の誤りがないか
プレゼンテーションの考え方

インテリアコーディネーターが行うプレゼンテーションにおいて、それはインテリア業務の中で最も華やかな部分となっている。また、みっちりと練り上げたプランをどれだけ魅力的に見せるかということについては、インテリアコーディネーターがとても頭を悩ませる難しい部分でもある。

ただし、あくまでも「手段」であるのがインテリアコーディネーターのプレゼンテーションで、このプレゼンテーションそのものが「作品」だと考えないようにすること。これで終わりというわけではない。

インテリアコーディネーターが行うプレゼンテーションで一番よく使われる手法として「プレゼンテーションボード」を使ってものがある。

インテリアコーディネーターは、図面やパース(透視図)を中心にしながら、家具や照明の雑誌やカタログの切り抜きを用意したり、壁紙、カーテンなどのサンプルを貼付して、室内のどこに、どんなエレメントが配置されるのか、全体のイメージがどういう感じになるのかを視覚的にわかりやすく説明する。

現在のインテリアコーディネーターのプレゼンテーションの手段で多くなっているものが、CADを利用するものだ。

インテリアコーディネーターのプレゼンテーションで使用されるCADソフトの代表的なものの中には、エレメントの色や質感までを見事に表現して、リアルな室内を3D画像(立体画像)で提供できるデザイン性の高いものがあって、実際のインテリアをよりイメージしやすくなっている。

また、そのほかのソフトには、プレゼンテーションボードをモニター上で作成可能な専用のソフトもある。インテリアコーディネーターが行うプレゼンテーションでは、わかりやすく、魅力的な説明をするための手段としてこういった様々なソフトなども活用してみてもらいたい。もちろん、家具の基本的なことを理解していないと何にもならない。